旅客機の中のターミネーター音声

今月、シンガポールに旅行。f:id:yukinka:20150828183155j:plain

機内で映画が鑑賞できるので、今まで観たことのある映画があればそれを観ようと選択画面を動かしていました。観たことのない映画は機内で観るより家で落ち着いて鑑賞したいからです。

そこで「ターミネーター(第1作目)」が目に入り、早速鑑賞。

英語音声にしてしばらく観ていたら、家のDVDと明らかに違う音声。

よく聴いたら「VHS版」の音声だったのです。

 

「DVD版」は5.1chにするにあたり、今までの効果音では5.1chに対応できないので、別の効果音に変更されている場合が多いです。なので明らかに古い画質の映画なのに、効果音だけは今風になっていて、なぜか「あわない」と感じることが多々ありました。

「VHS版」の「ターミネーター(第1作目)」が観たい!のに我が家にはビデオデッキが無く、もはやこれまでかと諦めていました…それが、まさか旅行中の飛行機の中で再び「VHS版」が鑑賞できるとは夢にも思っていませんでした。

 

「VHS版」で印象に残った効果音のシーンを三つあげます

 

その1

シュワルツネッガー演じる悪役、ターミネーターT-800が同姓同名の別人サラ・コナーを「AMTハードボーラー(レーザーポインター追加装備版」で射殺する場面、「DVD版」では少し甲高いカッコイイ「イケメン」な音。

でも「VHS版」では明らかに派手で、弾を力押しでブチ込む『バアァン!』な音。迫力と効果音の作り方が古風で、「あっている」感じがし

 

ました。

 

その2

サラ・コナーを守る為に未来社会から派遣されてきたカイル・リースが運転する車と、T-800が運転するパトカーとの間にカーチェイスが展開されます。"ショットガンチェイス"と言ってもよい、お互いがショットガンで激しく撃ちあいます。

お互いのショットガンの発砲音は「DVD版」では大人しめな『ボシュッ』

「VHS版」では少し甲高く鳴り響く『バアァァン!!』

私は「VHS版」がやはり好みです。

 

その3

そして「VHS版」でもっとも気に入っている効果音は、T-800が警察署を襲撃するところで、T-800独特の「赤色の視点」が映るところ。

警察官が拳銃を3発発射し壁に隠れるものの、T-800の持つ「アーマーライトAR18」の大破壊力の前に壁など紙切れ同然で簡単に貫通、警察官はやられてしまいます。

この場面の警察官が応射する拳銃発砲音、ターミネーター側から見ているので若干スローがかっています。1発目2発目は、派手で古風な拳銃発砲音で、3発目は発砲音の最後の部分の『キィーーン』と鳴り響くところが最高に私の好みです。

 

全体的に「VHS版」の音声が好きではありますが「DVD版」でも逆に「VHS版」より気に入っている音があります。

カイル・リースが未来世界でハンターキラータンクに爆弾を投げつけて爆破するシーンの爆発音は「VHS版」よりわかりやすく、好きでした。

 

話をここで戻します。機内では「英語」「日本語」「イタリア語」音声が用意されていました。なので三回機内で鑑賞。

「英語」「日本語」は「VHS版」

「イタリア語」はほぼ「DVD版」音声ですが、一部シーンは「VHS版」だったと思います。(T-800が警察署で配電盤をショートさせる時に拳銃弾を2発喰らう時の音、など)

 

快適な空の旅でした。