シン・ゴジラの効果音

お題「今日の出来事」

先日、「シン・ゴジラ」を鑑賞しました。
少しネタバレになります。
劇中で使用されている効果音に昭和時代に東宝映画で頻繁に使われていた爆発音、ビルの崩れる音、砲撃の音、小さな発光爆発音などがこの新作ゴジラに使われていました。
個人的に昭和時代の映画効果音は好みです。
昭和時代の東宝映画の爆発音は「高い爆発音」「低い爆発音」の二種類が一番使われていました。(この呼び方は僕独自のものです。音の高い低いと言う意味です。)
ちなみに「低い爆発音」はモノクロ映画の「初代ゴジラ」から使われ始め、カラー映画になってから「高い爆発音」も導入され始めました。
1970年代後半から徐々に新しい爆発音も増え始め、だんだん「主役の座」を新しい爆発音に譲っていきました。平成ゴジラシリーズではこの二種類の効果音は端役同然でした。
しかし、「シン・ゴジラ」ではこの「高い爆発音」「低い爆発音」が端役ではなく、主役級に使用されていました。
ある場面では「高い爆発音」を連打するかのごとく使われていたので耳が痛くなるほどでした。正直、闇雲に使いすぎで耳障りでした。もっとも効果音の使い方が良かったと思うのは「ゴジラ(1984)」です。

シン・ゴジラ」の内容、映像はとても気に入りましたが、効果音は「こうして欲しかった」と感じてしまいました。
不思議な感覚が残る「シン・ゴジラ」でした。