幻の特撮映画「ノストラダムスの大予言」
今週のお題特別編「子供の頃に欲しかったもの」
〈春のブログキャンペーン 第3週〉
子供の頃、ある番組を観ました。
その番組は日本の特撮映画の歴史を紹介していたもので、日本映画史に大きな影響を残した作品をピックアップしており、その中に大震災、人災、公害による生物の異常進化、そして核戦争と言った強烈な特撮映像が続いていたのです。
その作品名は「ノストラダムスの大予言」(1974年)
『1999年7の月、空から恐怖の大王が降ってくる』
だれもが知っているかの有名な予言です。
映画の内容は、日本のある科学者(演:丹波 哲郎)が悪化する全世界規模の環境問題を調査。
それが進行すれば環境だけでなく、環境悪化から発生する食糧難、生活環境の破壊を生み…それは生きるために人を殺める事も辞さない一触即発の状況に発展させ
それが国家レベルに達した時…大戦争が勃発する…
「全人類の生存そのものが壊滅の急坂を、今まさに加速度を上げて転がり落ちている」
科学者は国会で政府に訴えます。
「人間を人間として生存させる政治決断を、私は総理(演:山村 聰)に祈りをこめてお願い致します」
そして映画のラストにメッセージが大きく映される
『これは虚構の物語りである。
だがたんなる想像の世界ではない。
こうあってはならない
それが我々の願いである。』
劇中では差別的・グロテスクなシーンも多く、様々な団体からの抗議を受け、日本ではVHSもDVDも販売されておりません。しかし、これほどメッセージ性のある特撮映画はなかなか無い貴重なものと思っています。私が子供のころに観た一部シーンは今でも記憶に残っています。
子供のころに欲しかったもの、しかし見ることもできない幻の特撮映画「ノストラダムスの大予言」
↓私はこの作品が観たいの一心でこんなアニメも作りました
劇中、コンビナートが次々と誘爆する特撮シーンがあり、それを元ネタに制作しました。